塗料をきちんと接着させる上で絶対に必要な高圧洗浄
塗料によって外壁の表面に出来た塗膜は、毎日紫外線や雨風にさらされているので、年月とともに劣化していきます。劣化した場合は、そのままボロっと丸ごととれるわけではなく、少しずつ粉化していくのです。これをチョーキング現象と言い、手で触ると白い粉が手につくとその外壁はチョーキング現象が起こっていると言えます。
このチョーキング現象(別名、白亜化現象)が起こっている外壁にそのまま塗料をぬっていくと、チョーキングがおきている昔の塗膜と一緒に剥がれてきてしまうので(古い塗膜には粘着力がなくなっている)、塗装後、時間がたいして経っていなくても剥がれてしまうでしょう。実際、当社にお問い合わせいただく方の中に、「塗装してから1年ですぐに剥がれてきた」というご相談をよく頂戴します。そういったことを防ぐ為、一度、外壁の表面にある古い塗膜を取り除いてしまおう、というのが高圧洗浄の目的です。
もちろん旧塗膜以外にも、カビ、藻、コケ、汚れなど様々な汚れを合わせて落とすことが可能です。それ故、高圧洗浄の作業は洗い落とすというよりも、旧塗膜などをまとめて削り落とす、という表現の方が正しいです。